福津古民家再生の家

新しいまちに古民家を再生した住まいが誕生しました。新築を建てようと決心した家主が夢枕に立った、お爺様の遺言の通り見事に100年の古民家を再生する事ができました。これで又100年は建て直すことはありません。先祖から受け継いだ大切な土地と家を次の世代に残せます。

高さを抑えた端正な外観になりました。

左端は再生前のたたずまいです。中央2枚の画像は玄関上側横の新建材部分へのシロアリ被害です。当社の経験から新建材でリフォームされた部分はほぼ間違いなく白蟻にやられています。右端は道路より低い土台部分です。湿気が多く足回りが腐食していました。

薄暮の外観です。古風な中にも斬新さが際立ちます。

金具が素晴らしい蔵戸。この大きさはなかなかありません。柱、梁はもちろんケヤキ古材。朱色がこの家の顔を印象付けています。

漆喰(シックイ)と古材床でオリエンタルにまとめた玄関ホールになりました。

薪ストーブがメインに座るリビング。床は、もちろん磨きをかけた松の古材です。

天井の低かった茶の間が2階の床を取り払い、大空間の吹き抜けがあるリビングになりました。家全体に、薪ストーブの暖気が行き渡るようにしてあります。

陽の入り方で色々に変化するベネチアンガラスを楽しめるダイニングです。

古ガラスごしの陽が優しいダイニング。

風が通り抜ける旧家の良さを最大限に活かしたプランニング。夏でもエアコンがいらないくらいに風通しが良い家です。

風が通り抜ける旧家の良さを最大限に活かしたプランニング。夏でもエアコンがいらないくらいに風通しが良い家です。

古建具のセッティングは当社の豊富なストックの中からセレクトしていきます。

2階からリビングを見下ろすと…

建具を開け放つと50人は楽に入れると思われる大空間の和室が出現します。民家ならではの設えです。日本の伝統文化がここにあります。

大断面の差鴨居が安心感を生む座敷。大黒柱も4寸から8寸のケヤキ古材に入れ替えました。

障子を閉めると暖かい陽が微妙に優しい光に変身します。「ごゆっくりなさっていきませんか」

ホッコリ、あったか火のある暮らし。冬が来るのが楽しみです。

ケヤキの帯戸が、民家らしい力強さを感じさせる茶の間。

広縁と土間は、民家ならではのものです。奥の扉を開くと玄関ホールに繋がります。

外からでも気軽に家に入ることができる開放的な土間と広縁。ご近所様との会話が弾むことでしょう。

画像左・中央は、開かずの間だった広縁の天井と床面です。再生後は、以前とは全く違う開放的な空間に生まれ変わりました。

梁を洗い、磨き、黒の漆塗りを施しました。これぞ、再生の醍醐味です。低めの2階は天井を取り除き、梁を磨いて隠れ家的雰囲気になりました。正面の朱塗りの扉が印象的な部屋です。

再生前

再生後

月を眺めながら・・・風流ですね。

玄関は住む人の顔とよく言われます。主張し過ぎず凛とした存在感あるそんな設計を心がけています。

広めのバルコニーで、天気の良い休日はちょっと一杯やりたい気分です。

庭木も植え替えトータルに外観を演出しました。朱塗りの蔵戸のある家と覚えて頂ければ分かりやすいと思います。

再生前、在りし日の旧家です。再生中の骨組みをご覧ください。

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